本文へスキップ

橋梁ケーブル調査研究小委員会は、橋梁ケーブルに関する課題解決のための調査研究活動を中立的、第三者的立場で行っている委員会です。

 

委員会紹介

  • 【委員会概要】
    橋梁ケーブル調査研究小委員会は、(一社)日本鋼構造協会の技術・標準委員会に属する小委員会であり、2023年10月1日に発足しました。
    我が国では20世紀後半から吊形式橋梁の計画・建設に取り組み、それに伴い、新たなケーブルの設計・製作・架設技術が開発され、2023年に1915 Canakkale橋(1915チャナッカレ橋、中央支間長2023m、トルコ)が開通するまで世界最大の明石海峡大橋(中央支間長1991m、1998年)や、従来、吊橋の領域と考えられてきた支間長を持つ、完成当時、世界最大斜張橋の多々羅大橋(中央支間長890m、1999年)に結実し、その後の海外の吊形式橋梁建設に大きな影響を与えてきました。 一方、21世紀に入ってからは国内での新たな吊形式橋梁の建設プロジェクトは少なくなりましたが、新規プロジェクトや維持管理面などにおいて新たな技術的課題が生じてきています。
    そこで、橋梁などに使用される構造用ケーブル及び付属品の計画・設計・製作・架設・維持管理(調査・点検・補修・交換を含む)に関する調査研究活動を中立的・第三者的な立場で行うことを目的とした委員会を設立しました。

  • 【委員長挨拶】
    吊橋や斜張橋などの吊形式橋梁の主部材である橋梁ケーブル の設計、製作、施工、維持管理に関する調査研究小委員会の委員長として、このホームページを通じて皆様にご挨拶申し上げます。
    吊形式橋梁は長大スパン化が可能であり、日本の国土や交通にとって重要な役割を果たしています。しかし、ケーブルの劣化や破断などのリスクにも直面しています。ケーブルはこれらの命綱であり、その安全性や耐久性を確保することは、維持管理においても最優先の課題です。本委員会は、橋梁ケーブルに関する最新の技術や知見を集約して、設計、製作、施工、維持管理の各段階における技術的な課題を明らかにし、その解決策を提案することを目的としています。また、吊形式橋梁のケーブルに関する国内外の事例や研究成果を広く紹介し、吊形式橋梁の技術者や関係者の方々との情報交換や意見交流を行なうことも重要な活動の一つです。
    本委員会は、橋梁ケーブルに関する専門知識や経験を持つ方々からなる有志の団体です。私たちは、橋梁ケーブル技術に関する調査研究を通じて吊形式橋梁の発展と社会貢献に寄与したいと考えています。このホームページでは、本委員会の活動内容や成果物を随時公開していきますので、皆様からのご支援やご協力をお願い申し上げます。
    本委員会の委員長として、皆様と一緒に橋梁ケーブルに関する調査研究を進めていくことを楽しみにしております。どうぞよろしくお願いいたします。

                           中村俊一
                           東海大学名誉教授、国際構造工学会(IABSE)副会長


NEWS新着情報

2024年01月11日
New!! HPを更新し「ライブラリ」ページを追加しました。また、同ページにて、2023年11月17日に開催された(一社)日本鋼構造協会の鋼構造シンポジウムにおいて当小委員会による発表資料及び発表動画を公開しました。      
2023年12月01日
11月16日~17日の間で開催されたを17日 ㈮15時30分~17時30分の間で下記発表を行いました。発表内容については近日中に当HPでも公開予定です。
・橋梁ケーブル調査研究小委員会の設立について
・橋梁ケーブルに関する諸課題と本小委員会に対する期待
・吊形式長大橋の建設と維持管理
・海外におけるケーブル技術の現状
・JSS構造用ケーブル材料規格2021の紹介と小委員会HPの紹介
2023年10月01日
橋梁ケーブル調査研究小委員会が正式に発足しました。
2023年04月01日
橋梁ケーブル調査研究小委員会正式発足に向けて準備会を設置しました。