本文へスキップ

橋梁ケーブル調査研究小委員会は、橋梁ケーブルに関する課題解決のための調査研究活動を中立的、第三者的立場で行っている委員会です。

ライブラリLIBRARY

橋梁ケーブル調査研究小委員会からの公開技術情報

橋梁ケーブル調査研究小委員会から次のような技術情報を公開しています。
今後、委員会活動成果が得られるごとに追加更新してまいります。
 時期  技術情報内容  資料  動画
 2023年
11月17日
発表
 (一社)日本鋼構造協会鋼構造シンポジウム2023
発表資料
1) 橋梁ケーブル調査研究小委員会の設立について
2) 橋梁ケーブルに関する諸課題と橋梁ケーブル調査研究小委員会に対する期待
3) 長大吊橋の建設と維持管理
4) 海外におけるケーブル技術の現状
5) JSS構造用ケーブル材料規格改正紹介と規格制定の現状と留意点
 左記発表資料リンク  左記発表動画リンク
       
       
       

平行線ケーブルを採用した日本国内の吊構造橋梁位置図

平行線ケーブルとは  


ここで言う平行線ケーブルとは、当ホームページの「技術資料」のページで示している吊橋、斜張橋、アーチ橋といった橋梁用ケーブルの呼び名の一つであり、(一社)日本鋼構造協会規格ではJSSⅡ06-2021平行線ストランドにて規定されているワイヤ単体あるいはストランドを使ったケーブルを指しています。
他のJSS規格、例えばJSSⅡ03-1994構造用ストランドロープとの違いとしては、ワイヤには撚りを加えず平行状に並べて架設されたケーブルであり、その架設工法には「技術資料」のページで説明を加えているAS工法、PS工法があります。
次の地図では、2022年まで世界最大の中央支間長記録を持っていた本州四国連絡橋の明石海峡大橋(1998年、PS工法、兵庫県)のような長大吊橋の他、このような長大吊橋建設に至るまでの間に技術蓄積に貢献してきた平行線ケーブルを採用した中小規模の吊構造橋梁を含む橋梁位置を示しています。この中には、我が国で平行線ケーブルを初めて採用した金谷橋(1967年、AS工法、中央支間長150m、長野県)や本州四国連絡橋のパイロット橋として上流側ケーブルをAS工法、下流側ケーブルをPS工法という2つの工法によって架設した上吉野川橋(1971年、中央支間長254m、高知県)、基本設計はAS工法ながら実施設計段階で新技術であるPS工法を採用した関門橋(1973年、中央支間長712m、山口県・福岡県、完成当時PS工法採用最長吊橋)のような我が国の長大橋技術確立において大きな役割を果たしてきた吊橋があります。
平行線ケーブルを採用した日本国内の吊構造橋梁位置図


下の地図の右上の「 」で囲まれた箇所をクリックすると地図が拡大する他、橋梁形式別リストも表示できます。
当HPをパソコンで開いている場合、地図上の橋梁を選択すると画面左側に「Googleマップで見る」が表示されますので、これをクリックするとGoogleマップの情報も利用できます。